中村歯科医院 健康の入り口

長寿のカギは「清潔な口」と「のみ込む力」

週刊朝日2014年2月7日号は、「口腔ケア」を特集していました。日本人の死亡原因の第3位は肺炎です。そして高齢者の肺炎の8割以上は「誤嚥性肺炎」といわれるものです。口の中の細菌と一緒にのみ込むので、口の中の細菌の数が多いほど誤嚥する細菌の数も増え、肺炎を起こすリスクは高くなります。しかし、口腔ケアで細菌数を減らすことで、「感染による発熱や肺炎を予防できることが、研究によって実証されていると書かれていました。また口腔ケアの成果でしっかり噛んで食べられるようになれば、認知機能が向上することもわかっています。しかし「しっかり噛むことができても、のみ込めなければ食べるとはいえません」ので、50代以降は嚥下の訓練も含めた広い意味での口腔ケアが必要ですとも書かれていました。全身麻酔の手術で気管内にチューブを挿入するときに、口の中の細菌が一緒に気管内に運ばれることで、手術後に肺炎を引き起こす可能性があります。そこで「治療前に歯や歯肉の病気を治し、口腔ケアで状態をよくしておくことは、治療を成功させるうえできわめて重要な役割を果たす」という考えにもとづきに県立静岡がんセンターでは設立当初の2002年から、口腔ケアを組み入れたがん治療を実施しているということも特集の中で紹介されていました。

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口内炎の治りの目安は2週間

口内炎についての記事が2014年1月31日の日経新聞に載っていました。

口内炎とは口の中の粘膜が炎症を起こした状態の総称です。口の中をかんでしまったり、歯並びや歯のとがった部分で同じ場所を傷つけたりして、口内炎はおきます。また精神的なストレスや睡眠不足も影響して、おこると言われています。口内炎の大半は2週間ほどで治り、一過性の症状では気にしなくていいが、原因不明のまま繰り返す再発性アフタと呼ばれる口内炎と見た目や症状が似ているものの中に、命に関わる恐ろしい病気が隠れているときがあると記事には書かれていました。注意が必要なのは、粘膜の表面にできた口腔がんで、口内炎に似た症状が長引いて2週間以上治らない場合や1㎝以上の大きなものだと病院で組織を調べてもらった方が安心です。また免疫がうまく働かない病気にかかると、いつもは悪さをしない菌やウィルスなどが口内炎の原因になり、体の異変が口内炎となって現れることもあるそうです。口内炎の治りが悪い場合は2週間を一つの目安にして、徐々に大きくなったり出血したりしたら、病院にかかる。そして1週間後の経過を医師に診てもらうことをすすめていました。

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