中村歯科医院 健康の入り口

顎関節症

顎(あご)の関節がうまく動かせなかったり、食べものをかむときに痛んだりしたときは、顎関節症の恐れがある。「カク」と音がなる程度の軽い症状を含めると、日本人の半数近くが発症するといわれているという記事が2013年12月20日の

日経新聞に載っていました。顎関節症の代表的な症状は

①口を開けようとすると顎が痛む

②口を開けづらい

③顎の関節から音が鳴る  の3つです。

かつては、かみ合わせの悪さが最大の原因とされたが最近は、顎に負担がかかる日常生活での動作や精神的なストレスの積み重ねが原因となる人が多いそうです。特に現代社会ではパソコンや携帯電話を使うときの前傾姿勢で顎関節や筋肉に負担がかかりやすい。また、生活が大きく変化する時期は、歯を食いしばる癖が出やすく、顎への負担が増すと書かれていました。日本歯科大学病院の原節宏・顎関節症診療センター長は自宅で簡単にできるマッサージを紹介しています。指に力を入れて、首の後ろからゆっくりと前に移動する。こめかみを指で押して小さな円を描く。指に力を入れて、ほほやあごの関節部に小さな円を描くというのが、顎関節症の症状を改善するマッサージです。

口の訓練で、むせを防ぐ

「ぱぱぱぱぱ・・・・」って5秒で何回言えますか?同じように「た」と「か」をそれぞれ決まった時間内に何回、発音できるかで口の機能をみる「オーラルディアドコキネシス」という手法が注目されつつあると2013年12月14日の朝日新聞が伝えています。「オーラル」は口、「ディアドコキネシス」はくり返し運動の意味があります。「ぱ」は唇、「た」は舌の前の方、「か」は舌の後ろの方をうまく動かすことで発音していますが、それは唇を閉じて食べものを口の中に収め、舌でのどの後ろの方へと運んでいく機能とかかわっているそうです。九州保健福祉大教授の原修一さんや国立保健医療科学院の三浦宏子さんたちによれば、「ぱ」と「た」は5秒間に25回、「か」は24回、3つの音をつなげる「ぱたか」は8回言えれば、大丈夫で、これらを下回るようなら嚥下機能を鍛える体操を試みた方がいいと書かれていました。嚥下機能を鍛えるには、舌を少し口より前に出した状態で唇を閉じ、つばを飲み込むベロ出しゴックン体操などがあります。食事中にむせるといった症状が重くなる前に、自分の飲み込む力を知ることができるので「ぱぱぱぱ・・・・」のオーラルディアドコキネシスを試してみて下さい。

image5

インプラントを長くもたせるために

週刊朝日は “知って得する!新名医の最新治療” を連載していますが、2013年12月6日号ではインプラントをとり上げていました。インプラント治療を受けることで、噛む機能を回復することができる。歯を失った人にとって、この喜びはとても大きい。そのインプラントを長くもたせるためには、歯科医院での定期検査とかみ合せのチェック、メンテナンスのほか、患者自身による毎日のプラークコントロールが欠かせない。インプラント治療は、「定期的な歯科医院への通院」と「毎日のセルフケア」の両軸が前提になっていると書かれていました。ところが、高齢になるとこの前提が崩れてしまうことがあると日本大学歯学部歯科病院の萩原芳幸さんが言っています。高齢になると、認知症や脳卒中で介護が必要になることもあるし、がんなどの大病を患えば、長期の入院も必要になったりして、適切にインプラント治療が行なわれていても、歯科医院への通院や口腔ケアができなくなったりするからです。こうした高齢になってからのリスクにどう対応するかを考えておく必要があります。記事の中の、インプラントの「長く安全な使用は、患者と歯科医師の二人三脚が鍵」だという言葉はとても大事な言葉です。

image4